2025/03/07 18:52
コーヒーの味わいを大きく左右する「精製方法」。
これまでナチュラルとウォッシュドについて紹介してきましたが、今回はその中間的な精製方法である「ハニープロセス」についてお話です!
ハニープロセスは、甘さやコク、クリーンさのバランスがよく、ナチュラルとウォッシュドの“いいとこどりな精製方法。特に中南米のコーヒー産地でよく採用されています。

今回は、
◾︎ハニープロセスとは?どんな国で主に行われているの?
◾︎加工手順
◾︎味わいの傾向
この3つのポイントに沿って、ハニープロセスの魅力を詳しく解説していきます🍯

1.ハニープロセスとは?
ハニープロセスは、コーヒーチェリーの果肉を除去したあと、ミューシレージ(生豆の表面についてるぬるぬるしたやつ)を残したまま乾燥させる精製方法です🍒
「ハニー(Honey)」という名前がついていますが、実際に蜂蜜を使っているわけではなく、ミューシレージが乾燥するとベタついて蜂蜜のように見えることからこの名前がつきました🍯
ナチュラルのような甘みやコクを持ちつつ、ウォッシュドのようなクリーンな飲み口も楽しめるのが特徴です✨
ハニープロセスがよく行われる国
1.コスタリカ
ハニープロセスといえばコスタリカ!とも言えるほど、この精製方法が広く採用されている国です🇨🇷
環境規制が厳しい為、水資源を節約できるハニープロセスが発展しました。
2.エルサルバドル
コーヒー生産国の中でも、小規模農園が多いエルサルバドルでは、個性的なハニープロセスのコーヒーが生まれています🇸🇻
ブラックハニー(後述)など、ミューシレージを多く残す精製方法も人気!
3.ブラジル🇧🇷
ブラジルでは、ハニープロセスと似た「パルプドナチュラル」という精製方法が一般的ですが、一部の農園ではハニープロセスも採用されています!
アーモンドやミルクチョコレートを思わせる甘さが特徴的

2.ハニープロセスの加工手順
①収穫
まずは、しっかり熟したコーヒーチェリーを収穫。
②果肉除去(パルピング)
専用の機械を使って果肉を取り除きます。ここでポイントとなるのがミューシレージ (粘液質)をどれだけ残すか。
この残す量によって、ハニープロセスにはいくつか種類があります。
- ホワイトハニー(White Honey):ミューシレージをほとんど除去
- イエローハニー(Yellow Honey):半分ほど残す
- レッドハニー(Red Honey):多めに残す
- ブラックハニー(Black Honey):ほぼ全部残す
残すミューシレージの量が多いほど、発酵が進みやすく風味がより複雑になります。
③乾燥
ミューシレージが残った状態のコーヒー豆を乾燥させます。
- ホワイトハニーやイエローハニーは比較的早く乾燥(約7〜10日)
- レッドハニーやブラックハニーは時間がかかる(約12〜20日)
乾燥中に発酵しすぎないよう、アフリカンベッド(乾燥棚)やコンクリートパティオでこまめにかき混ぜながら乾燥させます。
④脱殻
乾燥が終わったら、パーチメント(薄皮)を取り除き、生豆の状態にします。
その後、乾燥させて出荷されます🚚
3.ハニープロセスの味わいの傾向
ナチュラルとウォッシュドの中間的な風味😋
ハニープロセスは、ナチュラルのような甘さとボディの厚みを持ちつつ、ウォッシュドのようなクリーンな酸味も感じられるのが特徴です!両者のいいとこ取りですね!
しかも残すミューシレージの量によって風味が変わるのがまた面白いです〜☕️
- ホワイトハニー:すっきりとした甘さ、透明感のある味わい✨
- イエローハニー:ハチミツのような甘さと程よい酸味🍯
- レッドハニー:コクがあり、ベリーやキャラメルのような風味🫐
- ブラックハニー:濃厚な甘みと複雑な発酵感。甘みがしっかりしてて口あたりが滑らか〜😋
ハニープロセスのコーヒーはミューシレージの影響で甘みが強く、なめらかな口当たりになることが多いです!
特にブラックハニーは、長時間の発酵による複雑な風味も楽しめます〜♪
ハニープロセスは、ちょうどいいバランスを持っているので、ナチュラル派・ウォッシュド派どちらの方にとってもおすすめです!

ハニープロセスは、ナチュラルとウォッシュドの中間的な精製方法でフルーティーな甘みとクリーンな飲み口のバランスが魅力的です❤️
特にコスタリカ、エルサルバドル、ブラジルではハニープロセスのコーヒーが多く生産されており、ミューシレージの残し方によって風味も変化します!面白い!
ナチュラルの果実感もウォッシュドの透明感もどちらも好き!という方には、ハニープロセスのコーヒーがぴったりです!
機会があればぜひ一度、飲み比べてみてください☕️